ケートリックは今も昔もNotes/Dominoアプリ開発がコアビジネス

更新をさぼっていてとても久しぶりのブログ投稿になってしまったのですが、
皆さんの組織内でのNotes/Dominoの立ち位置は数年前と比べてどう変化していますでしょうか?

ケートリックは今も昔もNotes/Dominoの高度なアプリケーション開発を得意とする技術者集団です。

実際のところ今も弊社の売上の90%はNotes/Domino関連になります。

Notes/Domino製品がHCL社に移り、ここ数年で目まぐるしい発展が行われたと言えると思います。

HCL社に製品移管されてからの目まぐるしい発展

最近の目玉ではやはりHCL Nomad Web

従来のNotesアプリケーションがNotesクライアント要らずでWEBブラウザさえあれば利用可能ということで多くのNotesアプリケーションを抱える企業にとって大変興味深いソリューションと言えると思います。

他にも、

などがざっと思い浮かんだ大きな機能拡張です。

主観なのでリスト漏れの大きな機能拡張などあると思います。詳しく詳細を知りたい方は
最新のDomino V12だと、
HCL Notesの新機能要件
・Dominoの新機能
あたりをご確認ください。

Notes/Domino クラウド運用

まだまだあまり知られていないかもしれませんが、Notes/Dominoのクラウド利用がHCLと契約したマネージドサービスプロバイダー(MSP)により提供されています。
アジア・パシフィックをテリトリーとするのはオーストラリアのISW社ただ一社であり、弊社は日本内で唯一の販売代理店、および日本語サポートを行っております。
詳しくは弊社運用の「HCL Dominoクラウド移行」サイトをご確認ください。

日本でもすでに大中小、様々な企業様によりこのMSP Dominoクラウドサービスをご利用頂いております。
Dominoメール、アプリがSaaS、PaaS型のクラウドで運用出来るなんて知らなかったという方は是非弊社までお問い合せください。

最近聞かなくなったXPAGES

時代はローコード・ノーコード開発

時代の流れか、最近はめっぽうプロコード開発であるXPAGESが取り上げられることが少なくなったと感じています。

しかしながら、Notes/DominoにおいてXPAGESが果たす役割というのは小さくないと感じています。

またXPAGES開発者を確保するのが難しいなんて言われたりもしましたが、そもそも弊社では既にXPAGESはピュアなJava開発プラットフォームであると捉えており、Domino WEBアプリ開発において可能な限りJavaによる開発へと移行しています。

弊社へNotesアプリのウェブ化開発をご依頼頂いている会社様のアプリを見ると、正直とても作りこんだ複雑なアプリが数多くあります。

ローコード・ノーコード開発がDX推進を掲げるこの時代に重要なツールであることは十分感じています。

しかしながら、どの企業様もここだけは譲れないという分野を持っており、ここぞ、という拘りの機能をシステム化したい、という願望は絶えず持っているものです。

その際に、ローコード・ノーコード開発だけが出来る箱ものシステムでは頭打ちが来たときに打つ手がなくなってしまいます。

それに引き換え、XPAGES, Javaによるプロコード開発環境をもつDominoにはそういった死角はほとんどありません。

ずばり、弊社がNotes/Dominoでアプリ開発をすることが今もコアビジネスである理由はこの死角のない開発環境が故といえるかもしれません。

エンジニアはクライアントに「出来ません」というのを嫌いますからね。

ローコード・ノーコード開発とプロコード開発の環境を併せ持つ「consentFlow」

最近の弊社は、自社開発製品である「consentFlow」への開発、投資にめっぽう熱を上げている状況です。

consentFlowはDomino上で稼働し、WEB業務アプリ、ワークフローアプリを作成できる開発ツールです。

この製品には2つの大きな特徴があり、

によってシステム設計、開発の両方で時間と労力の大きなコストカットが出来るようになっています。

そして、忘れてはならないのがプロコード開発をサポートしているという点になります。ローコード・ノーコード開発でも、プロコード開発でもデザインの統一が図れ、コアビジネスへの開発に注力できるRAD(高速アプリケーション開発)環境を提供します。

またDomino基盤が持つ強力なセキュリティをそのまま享受できるという点は言うまでもありません。

さらにconsentFlowの製品内容を詳しく知りたい方はconsentFlow 特設WEBサイトを是非ご確認ください。

経済産業省 発表の「2025年の崖」をDominoで克服するという選択

経済産業省がDXレポート内で表現した「2025年の崖」に関する抜粋がこちらです。

出典:経済産業省

課題を克服できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)。
出典:経済産業省

既存システムのブラックボックス状態を解消しつつ、データ活用ができない場合、
1)データを活用しきれず、DXを実現できないため、
市場の変化に対応して、ビジネス・モデルを柔軟・迅速に変更することができず
→ デジタル競争の敗者に
2)システムの維持管理費が高額化し、IT予算の9割以上に(技術的負債※)
3)保守運用の担い手不在で、サイバーセキュリティや事故・災害による
システムトラブルやデータ滅失等のリスクの高まり
出典:経済産業省

経済産業省が発表したレポートリンク「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~

レガシーシステムなんて聞くと、Notes/Dominoがレガシーでしょ、と揶揄されてしまうケースもあるかもしれませんが、上記で述べたようにNotes/Domino自体は継続した発展を続けており、Notes/Domino自体はレガシーでもなんでもなく、ただDomino上で稼働しているアプリや運用がレガシー化しているのだと感じています。

また「2025年の崖」のスライドでも触れらていますが、人材面での「メインフレームの担い手の退職、高齢化」、「先端IT人材の供給不足」はNotes/Domino界隈でも深刻な問題と言えると思います。

自分の主観を言わせてもらうと、日本は今後も少子化が進み、優秀なソフトウェアエンジニアやSEはIT企業などで腕を磨き、転職を繰り返しながらステップアップをしていく時代だと感じています。残念ながらユーザー企業が優秀なエンジニアを新たに雇用し続けることは更に難しくなっていくのだろうと思っています。

そんな中、レガシーシステムでも、今後のDX推進に対応できないシステムでもないHCL Dominoを更に活用するイメージを持ってみてはいかがでしょうか?

  • VoltconsentFlowなどを上手く利用しアプリケーションの刷新、ローコード・ノーコード開発によるブラックボックス化、IT人材不足からの脱却
  • ワンタッチインストール、Dockerによる自社クラウド運用でリソース管理の見直し。
  • MSP SaaS、PaaS Dominoクラウドによる運用コストの見直し。
  • Active Drectory同期Domino V12でリリースのREST APIなどを活用した他システム連携

話は若干それますが、Notes 式言語、LotusScriptはやはりレガシーであり、少なくともエンドユーザーによる活用は最小限にとどめるのがブラックボックス化、IT人材不足からの脱却のためには必要なのかなと感じています。

ケートリックはこれからもHCL Notes/Dominoアプリ開発がコアビジネスです

以上のように、弊社はこれからもNotes/Domino分野への開発・投資を続けていきます。

理由はHCL Dominoが他社アプリ開発プラットフォームと比較しても抜きに出ており魅力的であるためです。

弊社はPower Appsによる開発をはじめ、Node.JS、Reactを用いたWEBアプリ開発、Flutterによるネイティブアプリ開発など様々な開発を得意としています。

それでも強固で柔軟なセキュリティとサーバー拡張をもつDominoを開発基盤とする魅力はまだまだ他システムに引けを取りません。


ノーツコンソーシアム オープンセミナー 2018(11/22) panagenda MarvelClient / ISW Kudos Boards のご紹介セッションを行います

今年のテーマは「メールだけじゃない!『 IBM Notes/Domino V10 』」

10月10日の IBM Notes/Domino Day 2018 の発表を受けより深い内容、コンソーシアム研究会メンバーによる評価結果、そして日本アイ・ビー・エム株式会社様によるテクニカルセッション、ハンズオンを予定しております。

また、ユーザー事例発表やパートナー企業様による、セッション、パネル展示も開催します。今年は東京会場だけでなく、大阪、名古屋、九州(福岡)の会場と Watson WorkSpace を使用して、同時、双方向での開催を予定しております。

ノーツコンソーシアム様ホームページより抜粋

皆さまのご来場をお待ち申し上げております。

イベント参加はこちら

【弊社セッション】

Domino V10.X 標準実装, クライアント一括管理 「MarvelClient Essentials」, 社内外でタスク管理 「kudos Boards」

日時:11/22 14:35-15:25
場所: 東京会場 ハンズオンルーム1

V10以前の Domino でも無料で使える Notes クライアント一括管理ツール 「panagenda MarvelClient Essentials」、 後半は社外ユーザーも交えて直感で使えるタスク管理 「kudos Boards」 をご紹介します。

ケートリック株式会社
代表取締役
田付 和慶 氏

【 開催概要について 】

ノーツコンソーシアム オープンセミナー 2018

【2018年 11月 22日(木曜日)10:00 - 17:00(開場 9:45, 閉場 17:15)】

場所:

東京会場 日本IBM 本社事業所 6F IIC
大阪会場 日本IBM 大阪事業所
名古屋会場 日本IBM 名古屋事業所
福岡会場 株式会社イノス 福岡本社 会議室

 

お申込みはこちら


ノーツ四国フェスタ 2018 panagenda MarvelClient / ISW Kudos Boards のご紹介セッションを行います

今年もノーツ四国フェスタ(NSF)がやってきた

「IBM Notes/Domino」の最新情報やバージョンアップ動向、そして人とチームの「働き方」にフォーカスして、どこよりも早く、どこよりもホットな情報と交流を四国で体感できる、ノーツ・しこく・フェスタ(nsf)は誰でもwelcomeな参加型イベントです。

皆さまのご来場をお待ち申し上げております。

イベント参加はこちら

【弊社セッション】

Domino V10.xで標準実装されるMarvelClient Essentialをご紹介!

11/16 16:10 - 16:40

『Notesクライアント上のすべての項目を一括管理、変更も可能なクライアント管理ツール「panagenda MarvelClient」のご紹介』

他にも、すぐに使える海外ソリューション、Kudos Boardsをご紹介します。

ケートリック株式会社
代表取締役
田付 和慶 氏

【 開催概要について 】

【高松 2018年11月16日(金)】

場所 情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ
(香川県高松市サンポート2-1 高松シンボルタワータワー棟 4F) →大きい地図を開く

時間 11:00~18:00
お申込みはこちら


panagendaとISW との パートナー契約締結のお知らせ

この度、MarvelClient や ApplicationInsights など IBM Notes/Domino 環境をさらに強化するソリューションを提供する panagenda 社と IBM Connections (オンプレ/Cloud)の機能を補完する Kudos Suite を提供する ISW 社と日本市場における戦略的パートナー契約を締結しました。

このパートナー契約を機にプロダクトセールス事業部を新たに設立し、パートナー製品の日本語化ローカライズに加え日本市場におけるライセンス販売と製品の1次技術サポート、及びケートリック社の自社製品販売の活動を本格的に開始します。

panagenda 社の概要と製品

panagenda 社はオーストリアに本社、アメリカ、ドイツ、オランダに拠点をもち、全世界のビジネスパートナーと協業体制をもちながら70ヶ国にソリューションを提供する IBM Collaboration Solutions の製品ビジネスパートナーでは最大規模の会社です。panagenda 社は以下の製品を中心に IBM とビジネス展開しています。

panagenda ApplicationInsights
panagenda MarvelClient

panagenda ApplicationInsights は IBM と S&S サブスクリプション契約を結ばれているお客様は無料でご使用いただけます(機能制限あり)。

更に皆さんにはビッグニュースです!!
70ヶ国に約1,100万のユーザーが使用する panagenda MarvelClient はこの度「MarvelClient Essentials」(MCE)として、IBM Notes/Domino 10 にバンダルされます。v10 以前のお客様もMCEをご自身でダウンロード、セットアップしていただくことでご使用いただけます。しかも、MarvelClient Essentials はすべて無料です。

ISW 社の概要と製品

ISW 社はオーストラリアの IBM のプレミアビジネスパートナーで IBM Connections 上で稼働するアドオンソリューション Kudos Suite を提供しています。Kudos Suite

Kudos Boards (Connections Cloud で日本語化対応済 Apps Catalogにてトライアル、購入可)
Kudos Badges
Kudos Buzzy
Kudos Ideas
Kudos Analytics
Kudos Awards
で、IBM Connections の利用率が上がらないとお悩みのお客様に、ユーザーが積極的に参画を自然にできるようなソリューションを提供しています。

このパートナー契約および製品に関するお問い合わせはこちらからお願いします。