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ケートリックから最多3名が2024年HCLアンバサダーとして任命されました

HCL Ambassador

2023年12月クリスマス前にHCL様よりメールが届き、田付、米原が2024 HCL Ambassadorに任命されたことを知りました。

HCL Lifetime Ambassadorの加藤を含めると弊社から過去最多となる3名がHCLアンバサダーとして任命されたことになります。

なお、日本から選出された2024年 HCL Ambassadorは以下の10名となっており、こちらも過去最多となっております!

ケートリック株式会社 加藤 満 氏
https://notesdominoliaison.blogspot.com/

広瀬化学薬品株式会社 萩原 健補 氏
http://www.tanuchi.com/

株式会社エフ 御代 政彦 氏
https://guylocke.blogspot.com/

株式会社NIS 中野 晴幸 氏
https://harunakano.blogspot.com/

ネオアクシス株式会社 阿部 覚 氏
http://abesat.blog.jp/

株式会社 ケートリック 田付 和慶

株式会社 ケートリック 米原 和之

任命された皆様おめでとうございます!

2024年は、「テクてく Lotus 技術者夜会」(https://support.hcltechsw.com/csm?id=kb_article&sysparm_article=KB0069193)や「ノーツコンソーシアム」(https://www.notescons.gr.jp/)などをはじめコミュニティーへ以前より積極的に貢献していきたいとおもっています。また、Notes/Dominoのコミュニティイベント「DominoHub」の開催も予定していますので是非お楽しみ下さい。


AzureADによるHCL Domino (SAML)統合ログイン 設定方法

今回の記事ではAzureADのアカウントを使ってHCL Domino WEBアプリケーションへログインが出来るようになるAzureADとHCL Domino SAMLによる統合ログインの設定方法を解説します。

前提:
今回検証を行った環境は以下の通りです。

  • Domino 10.0.1FP3
  • DominoサーバーへSSL証明書インストール済み
  • Windowsサーバー

では早速、設定方法を説明していきます。

なおこの設定はHCL Domino V10.0.1 最新のFP以降であれば動作可能であるようです。

AzureADの設定

  1. https://portal.azure.com/ へログインします。
  2. “Azure Active Directory”を選択します。
  1. 左メニューから"Azure AD Connect"を選択し、”ユーザーサインイン”の箇所で「代替ログインIDとして電子メールを送信する」を有効にします。

チェックを入れて「保存」ボタンをクリックします。

Azure Active Directory ページからエンタープライズアプリケーションの作成

  1. 左メニューから”エンタープライズアプリケーション”を選択
  2. 上部のメニューから「新しいアプリケーション」をクリック
  1. 遷移後のメニューから「独自のアプリケーションの作成」をクリック
  1. 任意のアプリの名前を入力。”ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを統合します(ギャラリー以外)”を選択して作成ボタンをクリック。
  1. 作成後の遷移画面で、左メニューから”シングル サインオン”を選択。
  2. ”シングルサインオン方式の選択”からSAMLを選択。
  1. "基本的なSAML構成"のセクションから「編集」をクリック
  1. "識別子 (エンティティ ID)"と"応答 URL (Assertion Consumer Service URL)"にそれぞれHTTPSプロトコルから始まるDominoサーバーFQDNを入力します。
    例)
    識別子 (エンティティ ID): 「https://mydominoserver.com」
    応答 URL (Assertion Consumer Service URL): 「https://mydominoserver.com/names.nsf?SAMLLogin」

    他は省略可能のため空欄で保存します。

  1. 次に"属性とクレーム"セクションで「編集」をクリックします。
  2. ”必要な要求”の”一意のユーザー識別子 (名前 ID)”行をクリックします。
  3. ソース属性を「user.mail」に変更して保存をクリックします。
  1. 保存後、値が「user.mail [nameid-format:emailAddress]]」となっていることを確認します。
  1. 作成したアプリケーションの”シングルサインオン”画面に戻り、”SAML 署名証明書”セクションから”フェデレーション メタデータ XML”をダウンロードしておきます。
  1. アプリケーションの左メニューから”プロパティ”を選択。
  2. 必要に応じて”割り当てが必要ですか?”、”ユーザーに表示しますか?”をいいえに変更します。
    ”割り当てが必要ですか?”で[はい]を選択すると、ユーザーが認証できるようにAzure内でアクセス制御を行う必要があります。
    ”ユーザーに表示しますか?”で[はい]を選択すると、Microsoft MyAppポータルにアプリケーションが表示されるようになります。

お疲れ様でした。
以上でAzureAD側の設定は完了です。

次はDominoサーバー側の設定をしていきましょう。

IdP Catalog アプリケーションの作成および設定

  1. DominoサーバーでIdP Catalog アプリケーションを新規作成します。
  2. 新規アプリケーションダイアログで”詳細テンプレートの表示”チェックボックスをチェックしてIdP Catalogテンプレートから「idpcat.nsf」ファイルを作成します。

※IdP Catalogアプリケーションは必ずファイル名を「idpcat.nsf」とし、Dataフォルダ直下に配置してください。

  1. IdP Catalogから「Add IdP Config」ボタンをクリックし設定文書を開きます。
  2. Basicsタブで「Import XML file」ボタンをクリックし、AzureAD画面でダウンロードして置いた「フェデレーション メタデータ XML」を選択した後、開くボタンをクリックします。
  3. フィールドが自動で入力されたことを確認します。
    ※下のスクリーンショット画像では”Service provider ID”、"IdP name"に値が入っていますが、インポート直後には入っていませんのでご注意ください。
  1. "Service provider ID"にhttps://から始まるDominoサーバーのFQDNを入力します。
    例)「https://mydominoserver.com」
  2. "IdP name"に自分が分かりやすい任意の値を入力します。
  3. 一旦、"State"を[Enabled]から[Disabled]に変更して、[Save & Close]ボタンを押して保存します。
  4. 再度先ほどのIdP Configuration文書を開き、"Certificate Management"タブへ行きます。
  5. [Create SP Certificate]ボタンをクリックします。
  6. ”Company name”を入力するダイアログがひらきますので任意の名前を入力して[OK]ボタンをクリックします。
  7. "Certificate Management"タブ内のフィールドが自動で入力され、Exported certificate欄に"ServiceProvider.xml"が作成されたことを確認します。
  8. 再度、[Save & Close]ボタンを押して保存します。

以上でIdP Catalogの設定は完了です。
最後に、DominoサーバーのSite DocumentでSAML認証をするように設定を変更します。

Domino インターネットサイト文書の設定

インターネットサイト文書を作成していないサーバーであればサーバー文書のInternet Protocols ⇒ Domino Web Engine で設定することになりますが、ここではインターネットサイト文書が設定されている環境として進めます。

  1. インターネットサイト文書を開き、”Domino Web Engine”タブに行きます。
  2. Session Authenticationで「SAML」を選択します。
    ※WEB SSO Configurationは既に作成してあるLTPATokenがある場合はそれを選択したままでOKです。
    ※Force login on TLSはデフォルトの[No]、
    SAML single server session expirationはデフォルトの[120]分から変更したい場合は変更、
    Web overriding session authentication, generate session cookieはデフォルトの[Yes]としておきます。
  1. 文書を保存して閉じます。

HTTPタスク再起動して動作確認

ここまで設定が完了したらDomino HTTPタスクを再起動しますが、そのまでにIdP Configuration 文書のStateを[Enabled]に変更します。

  1. IdP Catalogの作成したIdP Configuration文書を開き、"State"のフィールドを[Enabled]に変更します。
  2. 文書を保存して閉じます。
  3. Domino Administratorから「tell http restart」を実行してHTTPタスクを再起動します。

ACL制御されたDomino WEBアプリケーションでテスト

ブラウザを使って、「https://mydominoserver.com/xxx/xxx.nsf」のようにDomino Webアプリケーションへアクセスします。

うまく動作する場合は、Microsoft Azure ADのログイン画面にリダイレクトされ、ログイン後にDomino Webアプリケーションに正しくログイン出来ることが確認できます。

Dominoサーバーnames.nsfに同一のEmailを持つユーザー文書が存在する場合は、AzureADログイン後Dominoアプリケーションでも正しくDominoユーザーでACLが機能していることが確認できます。

https://youtu.be/Af3LUxSQoZk

参考にした資料・ブログ

■ HCL Customer Support Article - How to configure SAML authentication for Domino HTTP using Microsoft Azure as an Identity Provider
https://support.hcltechsw.com/csm?id=kb_article&sysparm_article=KB0098580

■ Kris De Bisschop - HCL Domino SSO with AzureAD
https://debisschopk.wordpress.com/2020/10/19/hcl-domino-sso-with-azuread/

■ HCL Domino SAMLとOktaでの統合ログイン
https://support.hcltechsw.com/sys_attachment.do?sys_id=2a1c5afb1bb38954f37655352a4bcbac

まとめ

いかがでしたでしょうか? Microsoft Teamsを始め、多くの会社がMS365を利用している現在、DominoサーバーをAzureADで統合ログイン(シングルサインオン)することのメリットは絶大だと思います。

AzureADによる統合ログイン(シングルサインオン)をすることでアプリケーション開発プラットフォームとしてDominoサーバーがますます利活用されるようになるといいですね。


06/24(金) 14時00分〜配信 三和コムテック&ケートリック&イグアス 共催ウェビナー~RPAがもたらすconsentFlowドミノアプリの活用事例~

本セミナーでは、三和コムテック様、ケートリックによる、各社製品紹介を含めた、ドミノとRPAの連携事例をご紹介いたします。

最初のセッションでは弊社からは、

consentFlow+RPA「AutoMate」連携によるDominoの新たな可能性

と題して、ローコード・ワークフロー開発システムconsentFlowによるドミノアプリとRPAツール「AutoMate」の連携をご紹介致します。

連携イメージはこのようなものになります。

ワークフローとRPAを組み合わせた面白い試みをご紹介する予定です

2つ目のセッションでは、弊社セッションでも利用させて頂くRPA「AutoMate」を提供する三和コムテック様から直接「AutoMate」の魅力をご紹介頂きます。

講演最後には質疑応答の時間も用意しております。是非ご参加ください。

- 日程: 2022年06月24日(金) 14:00 - 15:30
- 会場: Webセミナー
- 主催: 三和コムテック株式会社&ケートリック株式会社&株式会社イグアス共催
- 費用: 無料(事前登録制)
- 詳細・お申し込み: ->
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Ftcv6c-BQPahXiRDNrnXkg

【セッション 1】
「consentFlow+RPA「AutoMate」連携によるDominoの新たな可能性」

他システム連携を強化するconsentFlowによるドミノアプリとRPA「AutoMate」の連携をご紹介。ライブデモではワークフロー承認後に発生する業務をRPAにより自動化。さらに処理結果に基づき承認・差戻しアクションさえも自動処理する様子をご紹介します。

講師: ケートリック株式会社 代表取締役 田付和慶

【セッション 2】
「consentFlowとの連携に適したRPA「AutoMate」のご紹介」

海外で3000 社以上、国内で300 社以上の導入実績を誇るRPA「AutoMate」。
他システム連携をはじめとしたAutoMateの強みをご紹介します。

講師:三和コムテック株式会社
営業部 エマージングテクノロジーグループ 嶋田 恵


【11/26(金) 13時30分配信】HCL&ケートリック&ライブネス 共催ウェビナー~Microsoft 365連携したドミノアプリの活用事例~のご案内

11/26(金) 13時30分〜配信

HCL&ケートリック&ライブネス 共催ウェビナー

~Microsoft 365連携したドミノアプリの活用事例~

本セミナーでは、HCL、ライブネス、ケートリック3社による、各社製品紹介を含めた、ドミノとMS365の連携事例をご紹介いたします。

弊社ケートリックからは、ドミノ ローコード・プロコード開発環境 consentFlow による、

  • お客様活用事例
  • ワークフローアプリのAzureAD / MS Teams連携
  • 待望の機能!ノーツアプリ モダナイゼーション

をご紹介。

講演最後にはケートリック主催セミナーらしく、時間の許す参加者様とのゆる~い質疑応答の時間も用意しておりますので、是非ご参加ください。

- 日程: 2021年11月26日(金) 13:30 - 15:00
- 会場: Webセミナー
- 主催: ケートリック株式会社
- 費用: 無料(事前登録制)
- 詳細・お申し込み: ->
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_-nenV5NcR86xTOpgh0UVnA


【セッション 1】
「待望の機能が充実!アプリ開発ツールconsentFlowの新機能紹介」

AzureADによるMS TeamsからのSSO認証、consentFlow APIによる既存データ連携、ノーツアプリWEB化等、consentFlowの新機能を事例を交えてご紹介

講師: ケートリック株式会社 代表取締役 田付和慶


【セッション 2】
「ベストなDominoの使い方」

MS365/Teamsと連携した情報ポータル『LIVENESS PORTAL』と会議室を効率良く使う方法のご紹介

講師:株式会社ライブネス 代表取締役 赤松康司


【セッション 3】
「Notes/Domino最新動向とお客様事例」

MS365を採用しつつ、Domino継続・活用したポイント

 講師:株式会社エイチシーエル・ジャパン                                           ビジネスパートナー&ブランドストラテジー 鴨志田 喜弘


ケートリックは今も昔もNotes/Dominoアプリ開発がコアビジネス

更新をさぼっていてとても久しぶりのブログ投稿になってしまったのですが、
皆さんの組織内でのNotes/Dominoの立ち位置は数年前と比べてどう変化していますでしょうか?

ケートリックは今も昔もNotes/Dominoの高度なアプリケーション開発を得意とする技術者集団です。

実際のところ今も弊社の売上の90%はNotes/Domino関連になります。

Notes/Domino製品がHCL社に移り、ここ数年で目まぐるしい発展が行われたと言えると思います。

HCL社に製品移管されてからの目まぐるしい発展

最近の目玉ではやはりHCL Nomad Web

従来のNotesアプリケーションがNotesクライアント要らずでWEBブラウザさえあれば利用可能ということで多くのNotesアプリケーションを抱える企業にとって大変興味深いソリューションと言えると思います。

他にも、

などがざっと思い浮かんだ大きな機能拡張です。

主観なのでリスト漏れの大きな機能拡張などあると思います。詳しく詳細を知りたい方は
最新のDomino V12だと、
HCL Notesの新機能要件
・Dominoの新機能
あたりをご確認ください。

Notes/Domino クラウド運用

まだまだあまり知られていないかもしれませんが、Notes/Dominoのクラウド利用がHCLと契約したマネージドサービスプロバイダー(MSP)により提供されています。
アジア・パシフィックをテリトリーとするのはオーストラリアのISW社ただ一社であり、弊社は日本内で唯一の販売代理店、および日本語サポートを行っております。
詳しくは弊社運用の「HCL Dominoクラウド移行」サイトをご確認ください。

日本でもすでに大中小、様々な企業様によりこのMSP Dominoクラウドサービスをご利用頂いております。
Dominoメール、アプリがSaaS、PaaS型のクラウドで運用出来るなんて知らなかったという方は是非弊社までお問い合せください。

最近聞かなくなったXPAGES

時代はローコード・ノーコード開発

時代の流れか、最近はめっぽうプロコード開発であるXPAGESが取り上げられることが少なくなったと感じています。

しかしながら、Notes/DominoにおいてXPAGESが果たす役割というのは小さくないと感じています。

またXPAGES開発者を確保するのが難しいなんて言われたりもしましたが、そもそも弊社では既にXPAGESはピュアなJava開発プラットフォームであると捉えており、Domino WEBアプリ開発において可能な限りJavaによる開発へと移行しています。

弊社へNotesアプリのウェブ化開発をご依頼頂いている会社様のアプリを見ると、正直とても作りこんだ複雑なアプリが数多くあります。

ローコード・ノーコード開発がDX推進を掲げるこの時代に重要なツールであることは十分感じています。

しかしながら、どの企業様もここだけは譲れないという分野を持っており、ここぞ、という拘りの機能をシステム化したい、という願望は絶えず持っているものです。

その際に、ローコード・ノーコード開発だけが出来る箱ものシステムでは頭打ちが来たときに打つ手がなくなってしまいます。

それに引き換え、XPAGES, Javaによるプロコード開発環境をもつDominoにはそういった死角はほとんどありません。

ずばり、弊社がNotes/Dominoでアプリ開発をすることが今もコアビジネスである理由はこの死角のない開発環境が故といえるかもしれません。

エンジニアはクライアントに「出来ません」というのを嫌いますからね。

ローコード・ノーコード開発とプロコード開発の環境を併せ持つ「consentFlow」

最近の弊社は、自社開発製品である「consentFlow」への開発、投資にめっぽう熱を上げている状況です。

consentFlowはDomino上で稼働し、WEB業務アプリ、ワークフローアプリを作成できる開発ツールです。

この製品には2つの大きな特徴があり、

によってシステム設計、開発の両方で時間と労力の大きなコストカットが出来るようになっています。

そして、忘れてはならないのがプロコード開発をサポートしているという点になります。ローコード・ノーコード開発でも、プロコード開発でもデザインの統一が図れ、コアビジネスへの開発に注力できるRAD(高速アプリケーション開発)環境を提供します。

またDomino基盤が持つ強力なセキュリティをそのまま享受できるという点は言うまでもありません。

さらにconsentFlowの製品内容を詳しく知りたい方はconsentFlow 特設WEBサイトを是非ご確認ください。

経済産業省 発表の「2025年の崖」をDominoで克服するという選択

経済産業省がDXレポート内で表現した「2025年の崖」に関する抜粋がこちらです。

出典:経済産業省

課題を克服できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)。
出典:経済産業省

既存システムのブラックボックス状態を解消しつつ、データ活用ができない場合、
1)データを活用しきれず、DXを実現できないため、
市場の変化に対応して、ビジネス・モデルを柔軟・迅速に変更することができず
→ デジタル競争の敗者に
2)システムの維持管理費が高額化し、IT予算の9割以上に(技術的負債※)
3)保守運用の担い手不在で、サイバーセキュリティや事故・災害による
システムトラブルやデータ滅失等のリスクの高まり
出典:経済産業省

経済産業省が発表したレポートリンク「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~

レガシーシステムなんて聞くと、Notes/Dominoがレガシーでしょ、と揶揄されてしまうケースもあるかもしれませんが、上記で述べたようにNotes/Domino自体は継続した発展を続けており、Notes/Domino自体はレガシーでもなんでもなく、ただDomino上で稼働しているアプリや運用がレガシー化しているのだと感じています。

また「2025年の崖」のスライドでも触れらていますが、人材面での「メインフレームの担い手の退職、高齢化」、「先端IT人材の供給不足」はNotes/Domino界隈でも深刻な問題と言えると思います。

自分の主観を言わせてもらうと、日本は今後も少子化が進み、優秀なソフトウェアエンジニアやSEはIT企業などで腕を磨き、転職を繰り返しながらステップアップをしていく時代だと感じています。残念ながらユーザー企業が優秀なエンジニアを新たに雇用し続けることは更に難しくなっていくのだろうと思っています。

そんな中、レガシーシステムでも、今後のDX推進に対応できないシステムでもないHCL Dominoを更に活用するイメージを持ってみてはいかがでしょうか?

  • VoltconsentFlowなどを上手く利用しアプリケーションの刷新、ローコード・ノーコード開発によるブラックボックス化、IT人材不足からの脱却
  • ワンタッチインストール、Dockerによる自社クラウド運用でリソース管理の見直し。
  • MSP SaaS、PaaS Dominoクラウドによる運用コストの見直し。
  • Active Drectory同期Domino V12でリリースのREST APIなどを活用した他システム連携

話は若干それますが、Notes 式言語、LotusScriptはやはりレガシーであり、少なくともエンドユーザーによる活用は最小限にとどめるのがブラックボックス化、IT人材不足からの脱却のためには必要なのかなと感じています。

ケートリックはこれからもHCL Notes/Dominoアプリ開発がコアビジネスです

以上のように、弊社はこれからもNotes/Domino分野への開発・投資を続けていきます。

理由はHCL Dominoが他社アプリ開発プラットフォームと比較しても抜きに出ており魅力的であるためです。

弊社はPower Appsによる開発をはじめ、Node.JS、Reactを用いたWEBアプリ開発、Flutterによるネイティブアプリ開発など様々な開発を得意としています。

それでも強固で柔軟なセキュリティとサーバー拡張をもつDominoを開発基盤とする魅力はまだまだ他システムに引けを取りません。


【2021/2/19(金)】NCオープンセミナー&FESTA2021 - 弊社セッション「こんな業務アプリが作りたいを最短で実現 consentFlow」のご紹介

ノーツコンソーシアムより今年もオープンセミナー&FESTA 2021が開催されます。

今年は以下の日程で2日間に分けての完全オンライン開催となっております。

2021年2月18日(木曜日)13:00-17:30 - 研究会・HCLセッション
2021年2月19日(金曜日)13:00-17:30 - パートナー企業・HCLセッション

今年のテーマは

「加速するデジタルシフト with Domino」

2020年度の各研究会の成果報告はもとより、HCL様・パートナー企業様よりDX、ビジネス、技術 の視点から様々な興味深いセッションが用意されています。

弊社からも

2月19日(金)14:10 ~ 14:40

「こんな業務アプリが作りたい」を最短で実現 consentFlow

というタイトルでセッションをさせて頂きます。

今回、弊社開発の新製品「consentFlow」はオフィシャルでの初お披露目となります!

「consentFlow」は高機能な承認ワークフローエンジンを搭載したDominoで動作する業務アプリ構築システムです。

インストール不要のブラウザ上で動作する「承認ワークフローモデラ―」を使いフローチャートを描くように承認経路を簡単に作成すれば、後は心臓部である申請書画面の設計だけで高度な申請アプリケーションを素早く作成できるようになります。

基本的にはブラウザとDominoさえあれば利用開始することが可能です。

コロナ禍で加速するデジタルトランスフォーメーション、

  • 申請業務の電子化
  • 外出先からのスマホ承認
  • クラウド運用
  • MS Teams、Slack連携

など。

Dominoが本来持つ強力な管理機能と最新テクノロジーの融合による新たなユーザー体験を今回の弊社セッションでご紹介できるものと当日を楽しみにしております。

ご都合がよろしければ是非、以下のリンクからお申込みをお願いします。

https://www.notescons.gr.jp/home.nsf/content.xsp?k=OpenSeminar2021&w=12


HCL Ambassador 2021に任命頂きました

HCL Ambassador

2020年12月16日にHCL様よりメールが届き、自分が2020 HCL Ambassadorに任命されたことを知りました。
今年でHCL Ambassador 3年目となり、IBM時代からだと2015年から7年連続で任命頂くことになりました。関係者の皆様、改めてありがとうございます。

なお、日本から選出された2021年 HCL Ambassadorは以下の6名となっており、HCL Lifetime Ambassadorの加藤さんを含めると7名となっています。

ケートリック株式会社 加藤 満 氏
https://notesdominoliaison.blogspot.com/

広瀬化学薬品株式会社 萩原 健補 氏
http://www.tanuchi.com/

株式会社エフ 御代 政彦 氏
https://guylocke.blogspot.com/

株式会社NIS 中野 晴幸 氏
https://harunakano.blogspot.com/

ネオアクシス株式会社 阿部 覚 氏
http://abesat.blog.jp/

コムチュア株式会社 若林 信吾氏
https://qiita.com/ShingoWakabayashi

株式会社 ケートリック 田付 和慶

任命された皆様おめでとうございます!

2020年は昨年日本5都市で開催したNotes Domino Solutionsなども開催できずあまりイベント活動が出来ない年でもありました。

2021年は、「てくてくLotus」や「ノーツコンソーシアム」などをはじめコミュニティーへより貢献していきたいとおもっています。またNotes/Dominoのイベントも改めて復活させたいと思っています。

以上、引き続きどうぞよろしくお願い致します。